ラーメンポエム [がっこーにいこう!](御前崎)
御前崎に「がっこーにいこう!」という昔懐かしい学校の給食を楽しめるお店があります。
浜岡砂丘の近くですね。
異世界感がやばたにえん。
ソフトめんのランチセット(750円)を注文しました。 ラーメンというかソフトめんですが・・・ソフトめんですが!
ミートソースに揚げぎょうざと生クリームプリンをチョイス。
正直、「これ!これ!この味」みたいな感動はあんまなかったです。 記憶がほら、だいぶ彼方の彼方なので。
でも、ソフトめんはラーメンの親戚のようなもの(そういうことにしよう)。 ポエムも自然と紡がれます。
「始業のチャイムが
キーン、コーン、メーン、コーン
謎の転校生、放課後の秘密基地、修学旅行の夜
ファミコンの衝撃、教科書は無限大
クラスを替えて、席を替えて、麺も替える
あのとき思春期、成長痛か麺通か
ハードな社会をボイルドする
大人はいつも求めてる
ミートなソースを巻きつける
ソフトなあいつを待っている」
ラーメンポエム [鶏Soba 座銀 にぼし店](大坂)
初甲子園!初センバツ! 一度は生で観戦したかった高校球児たちの熱戦。ついに実現。
朝っぱらからビールを飲みながら未成年の試合を観るのは、 なんともこう、ある種の背徳感が麦芽に含まれている感じがして、 なんというか、美味い。
ということで、夜は大坂でラーメンを食してきました。
鶏と煮干しのイラストに惹かれて入店。
煮干し吟醸 nigori 850円
一杯あたり80グラムほどの煮干しを使っているそうで、 この時かいた汗は、きっと煮干しの味がしたことでしょう。
「ダブルプレイがはびこる世の中で
あなたときたらヒットエンドラン
サヨナラするのはホームランだけでいいのに
バットだって
割り箸だって
いつだってフルスイング
高校球児の真っ青な春
中年麺児の赤ら顔
煮干しで若さを取り戻せ
煮干しの香水、ダンディの証」
ラーメンポエム[北海道らーめん 味噌ノ魂](藤枝)
※閉店しました。
気持ちの良い接客が思いがけず印象的でした。 特に帰る時、外まで出てお見送りしてくれたのには、何だかこっちが申し訳なくなってしまうくらい。 食後にいただいた特製黒ウーロン茶も美味しかったです。
ドデカ豆富の麻婆味噌らーめん 850円
ちょっと分かりにくいけど、豆腐一丁まるまる入ってる!
辛さもちょうど良く、食べ応えじゅうぶん。
今回のポエムは小説風にしてみました。お楽しみあれ。
「明け方まで飲み歩いた僕らは、帰るのも面倒で堤防に寝転がった。
不意に、マー坊がひとりごとのように話し始めた。
『おれ、むかし天気予報やってたんだ』
朝焼けを背に懐かしそうに。
僕は気になっていることを尋ねてみた。
『ヤン坊は今なにしてる?』
マー坊は伏し目がちに、肩が震えだした。涙を堪えるように。
豆腐のようにプルプルしていた。
『明日の天気を教えておくれよ』
『・・・曇りのち曇り』
『それ、ただの曇りだろ』
僕は笑った。マー坊も笑った。
マー坊越しに見えた朝焼けが、
僕にはなぜか麻婆味噌らーめんに見えたんだ」
ラーメンポエム[らZOKU](御殿場)
御殿場でございます。
みそ魔界(激辛)800円
スープより水の方が飲む量が多かったです。圧倒的に。
インターバル用に頼んだ卵かけごはん(200円)にだいぶ助けらました。
マジ魔界。
「一目惚れだった
エンジェルだった
確かにエンジェルだった
間違いなく輪っかが見えた
ツバサだって白かった
勘違いだった
デビルだった
やっぱりデボォーだった
ヤリで舌を突き刺したようなキスだった
吐息だけで涙が水平に飛んでった
もう逃れられない
シゲキがシゲキを超える
何の味かはもう関係ない
ビヨンド・ザ・ナニアジ」
ラーメンポエム[すごい煮干ラーメン凪 名古屋驛麺通り店]
※期間限定だったらしく閉店。
20種類もの煮干を使ったスープは甘辛く仕上げてあり、マジ天使。 幅広のいったん麺もワンタンの皮みたいでいいアクセントになっています。マジ小悪魔。 麺の太さも縮れも程よい感じで、マジ程よい。
煮干ラーメン850円
「すごい、スゴイ、SUGOI、ごいすー
あの頃の君は、七つの海を虜にした美しきトビウオ。
ちょーすごい、ベリーすごい、ばりすごい、なまらすごい
たとえ陸に揚がっても、そのボディラインは青く輝く。
ザ・スゴイ、すごい・オブ・すごい、
ノット・オンリー・すごい・バット・オールソー・すごい
月日が経ち、たとえその身が煮干されても、俺は噛み締めたい。
愛がすごいから」
ラーメンポエム「とびっきり!しずおか」プレイバック
コツコツやってればテレビで取り上げられるチャンスもやってくるんですね。 いや、ここは時代がついに追いついてきたと言うべきか・・・! 4月24日に静岡朝日テレビの「とびっきり!しずおか」の「一杯のラーメン」というコーナーに、ラーメン詩人として登場させていただきました。
普段はおそらく1店舗のラーメンを、その情熱や想いとともに紹介しているんだと思いますが、この時だけは島田市にある3軒を紹介。 「一杯のラーメン」なのに!
今回はその時紹介したポエムをプレイバック!
「トゥクパ」という、チキンベースのスープが優しい麺料理です。
インドラーメン
「大井川のほとりに インドの香り
まろやかスパイスで君の頬を黄色く染めたら
恋のナマステ 目指すは尻尾のエベレスト」
2軒目は博多ラーメンのお店「よかたい」。 屋台から始めたお店も、今ではお隣の吉田町にも支店を出すほどに。
玉子トッピングのらーめん
「あの子はバリカタ
いつもバリカタ
たまにやわ麺
されどハリガネ
そんなあの子に落とされたい
粉と恋心」
そして最後が「居酒屋ラーメン菩主(ボス)」
オーナーが寿司屋の大将ということもあり、あら汁を使ったラーメンが印象的。 大将が友達からボスと呼ばれているので店名にも採用されたそう。
すし屋のみそ汁ラーメン(5月上旬までなので、もうメニューにないかもです)
※写真撮るの忘れたので、テレビ画面から拝借。
「お寿司のように手を握ろう
みそ汁のように温まろう
水族館のようにおだやかに
ボスと二人で
とびっきりならーめんを
For You」
いかがでしたでしょうか。 みなさんも怖がることはありません。さぁレッツ・ポエム!